ライター・アングラーとして著名な、横沢鉄平氏が考案。
一度火がついたら最後、とてつもない勢いで多くのキャンパーやアウトドア好きに受け入れられました。
もちろん人気に火がつくまでも色々なエピソードが語られています。
多くの人がこの鉄板で肉を焼くのは無理だろう、と言われたそうです。
ところがこの鉄板のハンパないエピソードは、この鉄板で食べた人達は皆あたまを下げたと言われています。
「すいません。負けました。最高でした。そのミニ鉄板、できたら僕にも下さい」といって、僕に頭を下げるのです。
ほとんどの人がそうなります。
まるでマジックの様な鉄板、その魅力を紹介したいと思います。
■ヨコザワテッパンの魅力その1 決して小さくないという意外性
ヨコザワテッパンを初めて見た人は「小さい」と思うでしょう。「これ、1人用ですか?」と聞かれることもあります。ノンノン、違います。野外用ガスストーブで熱するということもありますが、このサイズが絶妙だし、全然小さすぎません。ベストは3人。5人までなら1枚でまかなえます。もちろん1人用としても完璧です。
まずキャンプ場でバーベキューをする際の鉄板、でかいですよね。あれとミニ鉄板を比べると、確かに物足りなく感じるかもしれません。では、焼肉屋さんのロースターを思い浮かべてください。ミニ鉄板よりちょっと大きいいだけです。どっちが焼肉に向いているのでしょうか? 答えは明らかです、後者ですね。
だいたいあのキャンプ用の大きな鉄板で肉を焼くと、何割かは焼きすぎたりして失敗しませんか? 食べ終わった鉄板の隅の方に、黒焦げになった肉が、川の土手の如く積み上げられている光景を何度も見たことがあります。あの鉄板は大人数で一気に食べたり、焼きそばを作ったりするのには適していますが、それ以外の場合、あの大きさは無駄でしかないのです。
これこそ1度使えばわかります。ヨコザワテッパンは決して小さくない。むしろベストな大きさだということを知るでしょう。
鉄板そのものだけ見ると、皆使う前は疑いますよね・・・
でも、横澤氏のこのお話を目にすると、理にかなってるんですよね。
目からウロコってこういう事を指すんだと思いました。
■ヨコザワテッパンの魅力その1 とにかく素早い。
キャンプで肉を焼く場合、主流は木炭を使ったバーベキューコンロではないでしょうか? あれは確かにうまいです。僕もバーベキューがメインのイベントならあれを使います。
でも、木炭に火をつけるのはかなり時間がかかりますよね。後片付けも大変です。ところがヨコザワテッパンは、野外用ガスストーブに火をつけて、上に鉄板を置いて、油を引けばもう焼けます。たぶん、木炭に火がついた頃には、すでに食べ終わっているでしょう。
このスピードの違いは半端ではありません。1日中釣りした後に、炭火を起こしてバーベキューをやろうとは思いませんが、ヨコザワテッパンなら、簡単に焼き肉を楽しめるのです。
後片付けも、焦げ付きをヘラで取り除く程度でOK。汚れが気になるなら、川の水にでもつけて、川底の砂や泥でちょっとごしごしすれば十分です。軽くあぶって水気を取り、あとは新聞紙にでもくるんでおけばいいのです。しっかり洗った場合は、表面に食用油を塗っておけば錆びません。
これはキャンプを繰り返すと湧いてくる実感なんですが、毎回毎回炭ををおこすのって意外と・・・
大変なんですよね、調理が始められる迄の準備、調理後の後片付けも含めると結構な手間暇なんです。
ヨコザワテッパンの強みはこのすべてのフローを素早くできる事に尽きるのだと思います。
いやホント凄い。
■ヨコザワテッパンの魅力その3 コンパクト
実はこれが最大の魅力かもしれません。ヨコザワテッパンは、飾り気ゼロの平らな鉄板です。ふちも作ってなければ、穴も開いてません、取手もついてません。だから、ほんのちょっとした隙間に入ってしまうのです。
ガスコンロなどのキャンプ用品一式を、よく道具箱などに収納してますよね? あの中にバーベキューコンロや大きな鉄板は、とてもません。でもヨコザワテッパンなら楽に入ります。これはうれしいですよ。
このコンパクト性には、長年使っている僕も、毎度のように感心してしまうのです。ヨコザワテッパンのコンセプトを、万が一どこぞのアウトドアメーカーがパクったとしても、たぶん何かをプラスアルファをしてくるでしょうね。余りにもシンプルすぎるので、このまま商品にするのはプライドが許さないと思います。
でも、取手をつけたり、ふちを曲げたりしたら、魅力は半減します。それはコンパクト性が著しく損なわれるからです。そしてこれ以上コンパクトにすることは、無理でしょう。もしパクるなら、全く同じものを作るしかないのでは?
シンプルisベストを地で行くのが凄いですよね、今のキャンプ用品は技術の進歩や加工技術のアップにより多機能・高性能化しています。
その真逆をど真ん中に行けるというのは最強の発想です。
■ヨコザワテッパンの魅力その3 おいしく焼ける。肉以外も焼ける。
肉はもちろん、野菜、タマゴ、ソーセージ、パン、イカ、サザエなど、いろんな食材を焼くことができます。しかも、非常においしく焼けるのです。ヨコザワテッパンはぶ厚いので、熱をためてくれます。そして、どの部分で焼いても同じくらいの火力なので、焼きむらが出ません。だから肉も野菜もおいしく焼けるんですね。
野菜だったら、玉ねぎ、シイタケ、ピーマン、エリンギ辺りがお勧めです。イカは刺身用で内臓の入っているものを焼いて、鉄板上でぶつ切りにして、イカワタもろとも食べるのが最高ですね。
パンとソーセージを焼いて、ホットドッグにして食べるのもおつですよ。とにかく一度鉄板が熱くなったらとろ火にするだけで、あとは程よい温度で焼いてくれます。
肉の油は、テッパンが平らなので、フチからどんどん落ちてヘルシー。屋内で焼くなら、下に新聞紙など油とりを敷いてください。
シンプルが生み出した最強の鉄板や。
これほんと凄い。
そりゃキャンパーからの人気爆発しちゃいますよね。
パーフェクトギアなんだもの。
ヨコザワテッパンの使い方!
1)初めて使うときは油をひいて、空焚き。その後、冷めてから洗う。
2)ガスコンロ、ガソリンストーブなどでテッパンを温めます。
3)油をひいて、煙が出てきたら、火は弱めてトロ火に
4)焼く。とにかく、肉などを焼く。数秒でひっくり返しましょう。
5)使用後は水で洗うよりも、コテやペーパーで汚れや油をとって保管
6)付属の油紙やキッチンペーパーでテッパンを覆って専用袋へ
7)使い始めて3回めぐらいまでは肉が張り付きやすいですが、ジョジョに馴染んでひっつきにくくなります。育ててください。
8)それがあなたの板になります。「俺の板」で焼く? と言えるように、板の扱い、立ち回り、素材によるコントロールの違い、鉄を知る、魅せる焼き、などについて精進してください。
まさに、使って育てるキャンプギア!(筆者はそういうのめちゃくちゃ好き)
スキレットや土鍋も育てるのが楽しい調理器具ですが、ヨコザワテッパン、これも育てましょう!
もう各自それぞれ育てましょうよ!
四の五の言わない、男は黙ってヨコザワテッパンだ!
ヨコザワテッパン ハーフモデル
¥ 3,940
ヨコザワテッパンのハーフモデルです。
オリジナルにくらべて39%の縮小化。
約61%の大きさとしたのは、より持ち運びをコンパクトに、軽く、というフィードバックによるもの。
ソロアングラー、ソロキャンパー、ソロ旅人に贈るエクストリーム仕様のテッパンです。
プレートとして、テッパンとしての天地左右の比率は、黄金比ともいえるものとなりました。
手に取りやすく、扱いやすく、調理しやすいタテとヨコの長さのバランスをとっています。
想定許容人数は1〜2人。
素早く素材を焼き、次の行動にうつすという目的としても優れたテッパンです。
素材:鋼鉄 サイズ:120×148mm
厚さ4.5mm
重量:約580グラム
付属品:専用袋、防錆用油紙(キッチン用)、コテ、ヤットコ、説明書
*付属品は仕様が変わることがございます。 油の多い調理は火が出やすくなることがあります。
十分注意して、安全面において自己責任でお使いください。
ご注意:ガス缶、燃料ボトルなどが熱くなるような調理をしないようにしてください。
使用するバーナー・ストーブの説明書などにある、使用上の注意をよく読んでお使いください。
バーナー・ストーブのモデルごとに、禁止されていることを行わないようにしてください。
ちょっと最強鉄板で肉焼いてきます。
さぁ、これであなたもわたしも、次のキャンプはステーキをこの鉄板で焼きましょう。
行ってきます!
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https://odh.jp/articles/307夏も終わりましたが、これからは秋冬のキャンプシーズンが到来。 もちろん季節関係なくBBQは楽しめます。 さぁ、夏の暑さも終わり快適になり始めた今日このごろ、アメリカンスタイルバーベキューを楽しみましょう!
◎キャンプ歴
キャンプ歴は20年以上、独身時代はソロキャンかグルキャンを中心に。
結婚を機会にキャンプ休止。
2018年7月より娘が4歳になったことを機会にファミリキャンパーとしてキャンプに復帰。
◎好きなキャンプギア
ナイフと焚き火台
フィールドで本来の目的を果たす道具こそが良い道具が信念。
作り手のこだわりや魂を感じるギアには一目惚れします。