シュラフ選びの最重要ポイントは快適使用温度
キャンプ場でテント泊、ゆっくり快眠してみたい!
そんな、シュラフ選びのポイントはいくつかあります。形状はマミー型か封筒型か、素材はダウンか化学繊維かなどなど。
しかし私の経験からいうと一番大切なのは快適使用温度が適切かどうか、その一点につきます。使用快適温度を誤って選んでしまうととても辛い思いをします。
■快適使用温度と使用可能温度の違い
シュラフのスペックをチェックしてみると、温度について二つの項目があります。それぞれ違いをチェックしてみましょう。
快適使用温度とは?
外気温がこの温度の周辺であれば暑くもなく寒くもなく、またはファスナーの開閉で調整可能であるという温度を示しています。実際には予想される温度より、マイナス5度くらいで用意しておくとよいとされています。
使用時の温度が5度であれば、快適使用温度が0度くらいのシュラフがベストといえるでしょう。
使用可能温度とは?
紛らわしいのが使用可能温度です。この使用可能温度がどういうイメージかというと、ひざを丸めた状態で六時間持ちこたえることが出来る、という感じです。普通に考えればとても眠れる状態ではありません。
シュラフの保温能力の表記は統一規格というものがありません。なのでメーカーによって表示の仕方が異なります。販売説明文をよく読み、天気予報や例年の気温を調べた上で、快適使用温度の範囲内のシュラフを購入することが大切です。
化学繊維とダウン、どっちがいい?
続いてシュラフの素材についてチェックしていきましょう。
シュラフに使われる素材は大きく分けて化学繊維かダウンのどちらかが一般的です。
■保温力の高いダウン素材
ダウン素材のメリットは保温力が高いこと。化学繊維のものと比べて低い温度まで使用が可能です。寝心地もダウンの方がフカフカで心地よいとされています。眠りの質が良くなれば次の日も元気に活動できそうですね。
反対にダウンのデメリットは値段が比較的高価になりがち、水に弱い、専用の洗剤が必要といったところでしょうか。キャンプ初心者にはちょっと手が出しづらいかもしれません。
■手頃な値段で扱いも楽な化学繊維
化学繊維のシュラフは安価で、洗濯機で丸洗いが出来るなど手が出しやすいものが多く販売されています。水や湿気にも強いため、取り扱いが楽なのもいいですね。もちろん保温力が弱くて使えないということではないので、気温が高い時期であれば十分です。
化学繊維のデメリットを見てみると、重い、あまりコンパクトにすることが出来ないといった点が挙げられます。車を使ったオートキャンプであれば問題ないかもしれませんね。
シュラフ専門メーカー イスカのシュラフ
大阪府にあるシュラフ専門メーカー、ISUKA(イスカ)のウルトラライトは夏場の低山登山や沢登りを想定して作られたシュラフです。肌触りのよいマイクロファイバーの裏地と極細繊維の保温材をシングル縫製で仕上げたコンパクトな作りが特徴。名前の通りとても軽く、コンパクトさと相まってノンストレスで取り回せます。
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